第27回 関東集会  2004.2.21
参加人数
参加者30名(会員18名)

内 容
今回の集会は少年犯罪シリーズの3回目です。以前からお願いしておりました多摩少年院の次長に「少年院の教育について」講演をしていただきました。

多摩少年院は中等少年院で、16歳以上20歳未満の184名が施設に入っていて、一人一人の生徒を個別に教育し、社会復帰を目指して日々教育しているようです。特に人との関係の中でコミュニケーション能力を重視し、集団生活を送れる様に育成しているとの事でした。

しかしながら、再犯防止にも繋がるはずの被害者に関しての教育がカリキュラムの中に入っていない事に、愕然としました。被害者の心情を理解しなければ、自分がした事の重大さを認識できずに、出所するのではないでしょうか。また、その様な少年の親に対して、何もなされない現実を見て、犯罪の抑止には程遠いと痛感しました。

少年院の教員も実際に被害者の実情を知らずに指導をされている様です。少年犯罪は年々凶悪化している事をもっと認識して、抜本的な犯罪抑止活動を声にして、唱えていかないといけないと一層思いました。

また、テレビでは、少年院の実態を放映していますが、自分の犯した罪をどうやって償って行けばいいのかをもっと掘り下げ放送してほしいと思いました。
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