第49回 関西集会  2005.5.1
参加人数
参加者35名(会員26名)

内 容
今回、関西集会では初めての国会議員の方との質疑が行われることになり、皆の関心と期待とが膨らむものとなった。

泉衆議院議員は自己紹介の中で民主党の議員であり、犯罪被害者等基本法の制定に野党側の窓口として、民主党・社民党・共産党との協議をとりまとめた。議員になる以前は弁護士として活動していたが、加害者の弁護に疑問を感じていた。

民主党の石井議員が殺人事件被害者になられたが、当時その方に私淑してお手伝いをしており、その結果議員となったとの事。

質疑では幅広い質問や要望が飛び交った。主なやりとりは、「39条問題」について、結果を判断するのではなく行為を自覚しているかどうかで決まるのが現在の法体系となっている。個人としては責任能力の問題は廃止すべきと考えている。

「少年法」では、原因を排除して事態を改善するという根本原則が、今日通用しなくなっている。被害者が傍聴できるよう法制化に努めていきたい。「憲法について」憲法は冤罪を意識しているため、加害者寄りと言われても仕方ないことで、被害者の視点が欠落しているのは事実、との判断。

最後に、内閣府の方々に地方の被害者の意見を聞いてもらえないかとの意見に、努力してみます。出来なかったらごめんなさい、との事。奥ゆかしさと情熱にあふれた方で、集会はあっという間に終わってしまいました。テレビ局の取材が入り、その日に放送されました。
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