第49回 関東集会  2006.3.18
参加人数
参加者25名(会員16名)

内 容
あすの会顧問弁護団の高橋正人氏が参加し、2回目の報道関係者との意見交換が行われました。

会員からは、報道被害は体験しないとわからない。
警察による実名発表がなくとも、重大事件や少年事件の場合には、被害者が正常な判断ができない事件直後に取材が殺到する。

加害者にはすぐに弁護士がつき、言いたい放題言い、それが真実かどうか確かめる間もなく報道され、受け手(読者や視聴者)はそのまま信じてしまう。

最初に頭にインプットされた事柄は、後から訂正されても、なかなか消すことはできない。実名・匿名だけの議論では根本的な報道被害問題の解決にはならないなど意見が出ました。

報道関係者からは、被害者を追い詰めようなどと考えて報道したことはない。

現場の記者達は事件後すぐ、自発的に自粛申し合わせ等をして、少しでも報道被害をなくそうといろいろ試行錯誤はしている。

事件はそれぞれ違うし、被害者によっても違うので、写真1葉載せるのにも神経を使っている、など話が出ました。

今後も会を重ね、取材活動にルール、対策等を講じてほしいと思いました。
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