【朝日新聞社へ更なる誠実な対応を要望しました】
2008年7月23日
朝日新聞社
代表取締役社長 秋山耿太郎 様 
 〒100-8698
郵便事業株式会社 銀座支店
大手町分室 私書箱2346号
全国犯罪被害者の会(あすの会)
代表幹事 岡  村   勲
 当会の7月7日付け再質問に対して、7月14日付回答書を頂きました。

再質問は、

  1. 「永世死刑執行人」、「死に神」という言葉の意味

  2. 13人の死刑が多いとすると、何人ならよいのか、死刑囚の数が増え続けてもよいというのか

  3. 死刑執行に対して法務大臣のどこが慎重さを欠いたのか、慎重にするためにはどうすべきであったか、慎重の内容は何か

  4. 死刑確定後は遺族の存在を忘れるのは、なぜか

というもので、素粒子および6月30日付け回答に対する質問でした。
ところが今回のご回答は、4については、批判は厳粛に受け止めるとありますが、1ないし3については法務大臣の(一連の)言動を踏まえてのことであったとする6月30日付け回答の繰り返しで、質問には全く答えておられません。

貴社をはじめ報道機関は、「説明責任」という言葉をよく使われます。「永世死刑執行人」「死に神」呼ばわりが、法務大臣の言動に対して述べられたものであるとしても、犯罪被害者に深い心の傷を負わせた以上、犯罪被害者の質問に対して、貴社は説明責任を負うのではありませんか。

二つの回答書を見て、貴社は、真正面から質問に応えることを避けておられるように思えてなりません。
報道界で大きな地位をしめられる貴社は、犯罪被害者の質問に真摯に説明されるか、それができないときは、その理由を述べて謝罪すべきではありませんか。

経過説明をいくら繰り返されても納得できるものではございません。 「 犯罪被害者の気持ちにいっそう心を配られる」のなら、もっと誠実な対応をしてくださるよう、お願い申し上げます。
以 上  
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