大分県で中国人、韓国人の留学生ら5人によって両親を殺傷されもうすぐ8年になります。この8年がどれほど長かったことか。未だに元留学生である犯人2人が逃げたままです。 被告人は3週間前に大阪で女性を刺殺している上、包丁数本と目だし帽などを事前に万引きし、前日に下見をしておきながら、裁判では「殺意はなかった。自分に責任はない」と主張しました。その上、裁判は3か国語で進められるので時間はかかるし、何を言っているのかわからないことばかりでした。 私が証人尋問に立ったときには、私が話したことを、通訳の方が中国語、韓国語でそれぞれ話し終えるまでは次に進めず、どこで区切って話してよいかも分からず満足のいく発言ができませんでした。 次回裁判の日程については通訳の方が少ないため、通訳の方の日程が第一優先となり、次回日程が決まらぬまま裁判所を後にすることが多々ありました。 平成19年2月には福岡高裁の判決がありましたが、一審より更に減刑となり、理不尽な思いでおります。 そして、現在は、最高裁の判決を待っている次第です。被害者の思いが叶うというより、現時代の正当な判決が下されることを望んでいます。
去る7月の晴天に恵まれた日に、「あすの会」の会員の方々と旅行に行きました。旅は海辺がテーマで伊豆半島めぐりです。 列車からもバスからも海が目に飛び込み、波間には遠く漁船が浮き沈み、半島の先端では、波の浸食で奇岩となった塊が鋭く波を跳ね返し、そのさまはなぞらえる言葉が出てきません。 翌日の寺院めぐりでは、皆さんが熱心に説明に聞き入り、寺院の方に「勉強熱心な皆さんですね」と言われました。 振り返れば、あの当時は自分の殻に閉じ篭り「誰にも会いたくない。話したくない。まして旅行などはもってのほか、我が子に対してそんな楽しみことは許されるものではない」と考えておりました。 それから「あすの会」に入会し今日まで仲間に支えていただきました。思いを分かち合える同志がいることで、元気に生きる力をもらい本当に自分が変わってこられたと感じます。 心を通じ合える会員の方との旅行は癒され、少しは楽しいことがあってもいいのだと思えるようになりました。