第55回 関西集会  2005.11.3
参加人数
参加者27名(会員18名)

内 容
幹事会報告は、一部OHPを使用して、「犯罪被害者等基本計画検討会」、市瀬さんの活動資料、「被害者の権利」が入れられた自民党憲法草案、訴状に仮住所の記載が可能になった事が報告されました。

諸澤先生、高橋弁護士を講師にお迎えし、高橋弁護士には、「基本計画検討会」の報告をしていただきました。

「検討会」は、岡村代表の孤軍奮闘の状況で、骨子案発表までの経緯等を詳しく聞くことができ、刑事司法は被害者の為にもあることが基本法に明記されたことで、平成2年最高裁判決が事実上変わらざるを得なくなるとのお話は、今後に向け勇気が出ました。

諸澤先生は、米国の刑務所崩壊=教育不能の実態をお話され、刑務所では人権の制約をしないと教育できないのであって、犯罪者の処遇を人権重視で行うと日本もやがて処遇困難の状態になるとの懸念、マスコミについて、国連には「報道倫理コード」があるが、日本は全くその基準を満たしていない、改善のためには第三者による点検・評価・採点を行い勧告していく等、休まず歩み続けなければ事態や法律は変わっていかないと述べられました。

犯罪防止として、被害者のことを考えること=思い遣ることができれば、他人に対して犯罪行為をしなくなる。犯罪被害者の権利について学ぶのは、早いほど良く犯罪のない社会への改善となる。

また世界被害者学会では、「あすの会」の活動・日本の変化は、世界的に注目され、今までの遅れを取り戻し、今や世界の規範となっているとのこと。勇気百倍の思いで散会しました。
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