第47回 関西集会  2005.3.6
参加人数
参加者29名(会員20名)

内 容
幹事会報告の後、奈良の事件について討議を行い、公判日には極力参加することにしました。
続いて神戸刑務所の見学報告がありました。

受刑者が増加する一方で刑務官は増員されない現実と、刑務所が職業訓練所と化している現状や、受刑者の刑務所内でのあまりにも恵まれた状況があげられました。

具体的には、所定作業時間内に入浴やスポーツ、さらにはカラオケまでできる実態に見学者は唖然としたとのことでした。

刑務所での生活は一般社会での生活よりもはるかに楽であり、こうした現状は再犯防止に役立っていないのではないか、そうした状況下で受刑者の処遇の改善がなされようとしていることは更に刑務所をパラダイスにすることであり、厳しい状況にある被害者からすれば信じられないことであるとの意見も出されました。
次回の見学は奈良少年刑務所に決定しました。

 その後、池田弁護士の留置所と拘置所についての講演があり、留置所と拘置所の現状や、弁護士会が留置所廃止を唱えつつ、実際にはそれぞれの弁護士が留置所を歓迎している理由を話されました。

そして監獄法改正案は弁護士会の希望に添っており、阻止することの困難さと、早急に活動する必要性を説明されました。
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