- 参加人数
- 参加者26名(会員16名)
- 内 容
- 公訴時効について話し合いました。3月31日に林幹事が「時効廃止シンポジウム」で講演しました。
その時のアンケート調査の結果、110人中84人の回答がありました。時効廃止賛成:80%、時効廃止反対:6%(時効そのものがあることを知らなかった人達もいた)でした。
医療観察法(心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律)について話し合いました。
この法律は心神喪失又は耗弱で、重大な犯罪をおこした加害者の刑事責任は問わないが、指定医療機関で病気の改善に努め、再発を防止しながら加害者の社会復帰を促進させる目的の法律です。
精神鑑定時に責任能力の有無の判定が正確でなければなりませんが、はたして厳格になされているのでしょうか。
人格障害者が罪をまぬがれる目的で悪用されていないか?
退院時点で、果たして再犯の予測が出来るのか?
社会復帰にむけて社会の受けいれ態勢は整っているのか?
など問題点があげられました。
保護観察官から現状報告がありました。
指定医療機関は整備されつつありますがまだ不十分です。
おおむね症状の改善が見込まれる人(9割)が多数ですが、観察法の対象者の中には認知症にかかる人もあり問題になってきています。
犯罪被害者の仮釈放に対する意見を聞く「意見等聴取制度」は始まったばかりで、まだうまく軌道に乗っていないことなどが報告されました。
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