わたくし達、犯罪により大切な人の命を奪われた遺族は、捜査機関が捜査上の必要から行う司法解剖に対し、かねてより「遺体をこれ以上傷つけてほしくない」という遺族感情を訴えてまいりました。 このような遺族の心情に配慮して、警察庁は、司法解剖後の遺体を修復する際の費用を全国の警察本部に補助する制度の導入を決めました。 予算としては、平成15年度から都道府県警察費補助金として5,445万5千円と措置され、司法解剖をすることにより生じた切開痕などを目立たせないようにするとのことです。まだ、金額面および内容においては、満足を得られぬ点もありますが、望ましい前進にはちがいありません。 この前進は、声に出して伝える事が、実現に向けての第一歩となるのだという強い確信を与えてくれます。 犯罪被害者のもっていき場のないさまざまな感情や願いは、人間として当然のものです。 「あすの会」の活動がますます躍進を続けることに大きな意義を感じ、この気持ちを胸に署 名活動に取り組んでいこうではありませんか。 一人の署名が大きな力となるように!