「活動報告」 ◆ 活動の成果 ◆
「全国犯罪被害者の会」オレンジLine


凶悪犯罪の罰則強化  2004.2.25
1908年(明治41年)に施行された刑法の法定刑が約100年ぶりに初めて大幅に見直されることになり、法務省案が発表されました。日本の刑罰は余りに軽すぎ、量刑引き上げは、犯罪抑止の面でものぞましいことであることは、『あすの会』が訴えてきた事であります。

また、量刑を考える尺度にもなる平均寿命は現行法が制定された当時、男女ともに44歳であったことを思うと、今日の平均寿命の延びを考えた時、量刑の問題のみならず、犯罪被害者の被害感情も長く残る時代である事をふまえれば、刑罰強化は当然であり、急務といえます。
   刑法改正案要綱の要点
改正項目 現行 改正案要綱
有期刑(単独の罪)の上限 15年以下 20年以下
有期刑(併合罪など)の上限 20年以下 30年以下
強姦罪 2年以上の有期懲役 3年以上の有期懲役
集団強姦罪(新設)   4年以上の有期懲役
殺人罪の法定刑の下限 3年以上 5年以上

   公訴期間(時効)の見直し−刑事訴訟法−
死刑にあたる罪 15年 25年
無期懲役・禁固にあたる罪 10年 15年


閉じる