「活動報告」 ◆ 活動の成果 ◆
「全国犯罪被害者の会」オレンジLine


司法解剖後の遺体返還について  2004.2.10
参考:『おかしいと思いませんか』  ★【私たちの声がとどきました】
犯罪にあって死亡した被害者は、遺族がどんなに反対しても、大学病院へ運ばれて司法解剖されてしまいます。
ところが、解剖がすむと「遺体を引き取りにきて下さい」といわれて、遺族は葬儀屋にお金を払って引き取りに行かなければなりませんでした。「勝手に遺体を持っていきながら、遺族の費用で取りにこいとは何事か。捜査費用で返しにくるべきではないか」と私たちは主張してきました。

今度、警察庁が財務省と折衝した結果、遺体返還費用は都道府県(警察)が負担することとし、その半額を国が補助することになりました。つまり都道府県と国が半額ずつ負担することになったのです。

2004年4月からスタートするのですが、都道府県の予算編成が遅れると、実施は少し遅れるかもしれません。2004年の予算は1億1,000万円とのことです。この予算で十分であるかどうかはまだわかりませんが、とにかく当会の主張が認められたことは嬉しいことで、遺族の負担も軽減されることになります。

今後とも不合理な点を主張して改善に努力していきましょう。
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